誰が作ったオバカな機械
いままでそりゃへんちくりんな機械とか扱ってきましたけど印象のこってるのはこの仕事につく少し前に京都の友達の下宿でみた幽霊探知機ですかね。
見た目はムカシの旅館なんかの受け付けにあった各部屋のお客の在を示す電光式の表示板ですね、説明受けなけりゃ絶対それだよ!てことでカタがつくんですが誰の目にもアキラカに「幽霊探知機」てハッキリ書いてあるんですよ。
困ったコトに。
友人のハナシによると京都五条あたりの古道具屋の軒先きに転がっていたものらしい。
もう、思わず購入したものの使い方がさっぱりわからない、まぁ、それで呼ばれたんですけどそんな事でイチイチよばれてもなぁ・・と思いつつ裏蓋外してみたら一応説明書みたいなものが張り付けてあってそれによると幽霊が出そうな部屋とか場所にまずセンサーをしかける、そのセンサーは幽霊が出現すると同時に発する電磁波とかに反応して1〜10まで番号がふってあるランプを点滅させる仕組みだと書いてあります。
幽霊が本当に電磁波をだすかどうかは別にして肝心のセンサー部分がないんじゃどうしようもないってコトになって一度も試される事なくしまいこまれてましたけどイマから思えばなんと侮れぬ機械だったんでしょうか。
道具屋になってもう随分たつし相当そういったものが集まりやすい変わった業者のハズなんですがいまだにアレ以外見た事がありません。
きっと昭和初期にそういった心霊現象が流行ったコトがあっておそらくそのあたりに作られたんでしょう。
この前バカな雑誌の広告に載っていた「攻撃型天使の瓶詰め」にくらべればまだそれなりに科学的根拠を求めようとしてるだけでも可愛いもんです。
幽霊探知機です。たしかこんなカンジでしたねだって攻撃型天使の瓶詰めてすべての根拠放棄して結果だけ求めてますから。
まぁ、肝心のナカミにかんしてはこれから頑張っていろいろ集めていきますのでよろしくお願いします。
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